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5-30。

  09, 2016 15:43
ベッドの中から天井を見上げる。
気がつけば、いつもこうして天井を眺めていて。
こうしてるときは眠れないときで。
眠れないときはよくないことを考えたり思い出すことが多くて。

目を閉じる。

二人の寝息。
遠く風と枝葉のこすれる音。
建物のきしみ。

静かな時間。

”ほんとは……生理なんかじゃないんだろ?”
私の質問にジジィは答えない。
”私の体が……壊れていってるんだよな?”
私の質問にジジィは答えない。
”エンブリオ機関が壊れていってるんだよな?”
私の質問にジジィは答えない。
”パパと……ママが。”
私の質問にジジィは答えない。
”私、子供、産めないんだな……。”

バカバカしい。
笑っちゃう。
子供どころか、自分の命だってわからないのに。

……何も考えずに喜んで。
自分が何かいいことができるような気がして。
私の大好きな人たちの話をしてあげよう、なんて。

こらえきれず吹き出す。
隣の二人を起こさないように必死に声を抑えながら。
ひとしきり笑って、それから笑いすぎて出た涙をぬぐう。

ぬぐってもぬぐっても出てくる涙にまた笑って。
それから泣いた。

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